| 楽になることの罪悪感 | 2009.07.01 |
この実験から分かったことは、インスタントコーヒーを買わない理由は、香りや味が悪いとみんな言っているけれども、本当の理由は別にあったということです。 そちらを買ってしまうと、単に怠け者とか無駄な買い物をしているという感覚を持ってしまう・・・だから買わないんだという結論に至りました。
その後
「賢い女性は、みんなこれを飲む。
要するに時間を節約したい人は、
インスタントコーヒーを飲んでいます。」
と打ち出し方を変えたところ、受け入れられて売れたと。
そういう話が書いてあるんですが
こういう「楽になることの罪悪感」みたいな感覚が
発生する商品・サービスって他にもいろいろあって
最近だと食器洗濯乾燥機(以下食洗機)がそれにあたると思う。
住宅事情から水回りに場所の余裕がないとか
水回りの工事は素人がやるにはハードルが高いとか
もちろんそういう物理的な障壁があるにしても
「家事をさぼってると思われる」とか
「家事をさぼりたいのか」みたいな感覚から
いまいち購入に踏み切れない人達がけっこういる
と、前職で食洗機メーカーのwebサイトを
お手伝いしたときに聞いた事がありました。
うちはたまたまそのメーカーの食洗機を買っていて
何の悪い点もなかったので、物理的な成約がなければ
買わない理由が見つからないと思う位だったのですが
罪悪感を消してあげないといけないというのは
当時の私にはちょっとした衝撃でした。
結果、他のメーカーなんかでも
節水であるとか、高温洗浄による殺菌効果など
2次的な効果のほうをむしろ打ち出すような方法をとって
そこそこ受け入れられてるのかなという感じがします。
便利かどうかは購買心理に直結しないなぁと
こういう例をみてもつくづく思いますね。
| 16:17 | marketing |