| 悪の法則 | 2014.03.17 |
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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日 : 2014-04-02
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昨年後半はけっこうたくさん映画を見たのですが
その中でもかなり面白かったのが「悪の法則」
Yahoo!映画等のレビューサイトだとけっこう評判悪くて
今見たら2.8。まじか。
君たちわかってないな!(小声)
ブルーレイとDVDが出るということで
映画見てからかなり経ちますけどレビューしておきます。
キャスティングも豪華だし、予告編を見ていると
ハリウッド大作的な期待をしてしまうと思うんですが
徹頭徹尾不条理な「悪(麻薬)」の世界の話が続く訳で
正直スカッとするような話ではないんですね。
でもこういうセレブな豪華キャストには必然性がある
と僕は思いました。
自分たちには知性やお金や力があって、コントロールできると
過信してしまった、残念なセレブの物語であるが故に
立ち姿だけでそれが表現できる本物のスターがキャスティングされる
必要性があったと思います。
#以下は若干ネタばれになるので
見てから読んでもらったほうがいいと思います。
そしてこの映画の本当の怖さは「命の格差」。
ルールを破ったセレブを追いつめるために
無尽蔵の名もなき人たちが襲いかかってくる、という怖さ。
命の値段の圧倒的な格差が裏には存在していて
その軽い命を大量に動かせる人物こそが
この悪の世界を牛耳っているという話。
むしろセレブたちが生きてきた世界の法則が通用しない相手たち。
名もなき登場人物たちが話すスペイン語が
字幕無しで進められる部分に文句つけてる人がいたのには
びっくりしたんですが、あれは自分のわからない言葉の中に
放り込まれる恐怖や得体の知れなさを演出しているわけで
アメリカでも英語字幕は出なかったんだろうと思います(推測)
最後に残る人物も黒幕というわけではなく
きっとその後に麻薬カルテルの差し向ける名もなき人々に
狩られてしまうんだろうと思う。
そして本人もそれをおそらく承知している。
テンポのよい会話劇と淡々とした暴力描写によい音楽。
最後にディスクが届いたときの絶望感足るや…。
よい映画だったと思います。
| 11:19 | entertainment |
