能登の白クマうらみのはり手 (THE VERY BEST OF Tatsuhiko Yamagami)
たまたま青山ABCをうろうろしていたら目に付いたので購入。
山上たつひこと言えばこち亀の秋本治がペンネームを
山止たつひこっていうもじった名前にしてたこととか
がきデカをちょこっと読んだことがあるぐらいで
ある意味伝説の漫画家的なポジションにいて
ちゃんと読んだことはなかったのだった。
ところがなんだかおしゃれげな装丁だし
山上たつひこ選集とかって全5巻シリーズだそうだし
監修がなんと江口寿史だし!
帯にも江口寿史のコメント
「このおかしさ面白さを映画に出来るものならしてみろ!」
というのがあり
これは買わねばと思って即レジへGo。

実はまだ全部読めてないんだけれども
これはすごい。
すごいというかひどい(笑)
例えば。
収められているいくつかの漫画で「イボグリくん」という
柔道青年みたいなのが出てくるんだけど
こんなわけわからん常軌を逸した行動をする主人公が
果たして今までいたのかという恐ろしい漫画。
踏み切り通過中の電車の中から岩を外に投げつけ
知り合いを死に至らしめ、敵をうちますよ!とか言いつつ
その妹にも石を投げつけ…
あ-、この後は書けません。
むちゃくちゃです。狂気だなこれは。
同時に時代も感じる。
これって今の世の中で普通に流通するところに
出てこれない気がするもんな。良くも悪くも。

それにしてもこのギャグ漫画にこめられた
狂気をたぶんに含んだパワー、エネルギーたるや
なんなんだろうか。
そういえばバカボンもそうだったな。
だんだんお行儀のよい世の中になってきてるんだろうか。
なんてことは別に考えずにただ読んで
うわー、すげー、むちゃくちゃやな…
って言って笑うためにあと4冊もきっと買うと思う。

ちなみに装丁はコンテムポラリープロダクションでした。
それもまたすごいな。
| 01:53 | book |
 
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