| 能登の白クマうらみのはり手 (THE VERY BEST OF Tatsuhiko Yamagami) | 2008.02.18 |
山上たつひこと言えばこち亀の秋本治がペンネームを
山止たつひこっていうもじった名前にしてたこととか
がきデカをちょこっと読んだことがあるぐらいで
ある意味伝説の漫画家的なポジションにいて
ちゃんと読んだことはなかったのだった。
ところがなんだかおしゃれげな装丁だし
山上たつひこ選集とかって全5巻シリーズだそうだし
監修がなんと江口寿史だし!
帯にも江口寿史のコメント
「このおかしさ面白さを映画に出来るものならしてみろ!」
というのがあり
これは買わねばと思って即レジへGo。
実はまだ全部読めてないんだけれども
これはすごい。
すごいというかひどい(笑)
例えば。
収められているいくつかの漫画で「イボグリくん」という
柔道青年みたいなのが出てくるんだけど
こんなわけわからん常軌を逸した行動をする主人公が
果たして今までいたのかという恐ろしい漫画。
踏み切り通過中の電車の中から岩を外に投げつけ
知り合いを死に至らしめ、敵をうちますよ!とか言いつつ
その妹にも石を投げつけ…
あ-、この後は書けません。
むちゃくちゃです。狂気だなこれは。
同時に時代も感じる。
これって今の世の中で普通に流通するところに
出てこれない気がするもんな。良くも悪くも。
それにしてもこのギャグ漫画にこめられた
狂気をたぶんに含んだパワー、エネルギーたるや
なんなんだろうか。
そういえばバカボンもそうだったな。
だんだんお行儀のよい世の中になってきてるんだろうか。
なんてことは別に考えずにただ読んで
うわー、すげー、むちゃくちゃやな…
って言って笑うためにあと4冊もきっと買うと思う。
ちなみに装丁はコンテムポラリープロダクションでした。
それもまたすごいな。
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